短編
5
それと同時に扉の開く音が部屋に響いた。
「ごめッ…雄大、ゴメンッッ、ぁあッんっ…ゆう、た…っ…」
入ってきた雄大に縋る。
「そんなに声を出していたら、爆発しますよ?」
「んッ…」
俺は声を抑える。
「抑えられるじゃないですか……なら、もっと声を出させてあげますね?」
「えっ…?」
そう言って、俺の中に入っていたバイブを抜き、足を縛っていた紐をとってから、自身を入れてきた雄大。
「ッああ!!…はぁッ…ん、ゆうッ…」
バイブとは比べものにならないくらいの質量に、俺はイった。
「はぅ…ッん、ぁあッ…」
「ほら、あと20秒くらいしかないですよ?」
残り20秒なら、巻き込まれるから雄大は離れるはず。
しかし、今の俺にはそんなことなど考えられなかった。
「雄大ッ、ゴメっ…も、許しッッ…ぁ…」
「本当ですか?」
「も、ないッ…しない、からぁッッ…」
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