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短編


「…ッ…ふぅ…んッ…」



部屋の時計を見ると、10の所にあった長針が、今は1を過ぎたあたりにある。



雄大が出ていってから15分が過ぎたらしい。

タイマーは残り3分30秒。



それだけ経つと、バイブの刺激にも馴れはじめ、もどかしいものになってきた。



「…ぁ…ッッ…」



イキたくても、刺激が弱すぎてイケない。



「もっと……ぁああッッ!?」



小さく呟いた筈なのに、突然さっきまでとは違う動きになったバイブ。

その刺激に、俺は呆気なくイった。






残り2分


「んぅ…ッッ…はぁ、ぅぅッ…」


声が抑えられない。


だんだんと恐怖が襲う。



残り1分


嫌な汗が背中を伝った。




「ぅ゛う゛…助けッ…て、雄大…」


浮気したの謝るから。

もう絶対しないから……ッ…



1分前になったら来ると言っていたのも忘れ、俺は涙を流し、雄大に助けを求める。



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あきゅろす。
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