短編
2
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「爆弾って言ったら、怒ります?」
「ちょっ、まっ、爆弾!?」
「そう。起爆装置は喘ぎ声。爆発まで10分間。声を我慢すれば死にませんよ」
雄大は笑顔でそう言った。
冗談じゃねぇと、俺は暴れようとしたが、それは叶わなかった。
雄大の手によって。
「ぅぁあッッ、んっ……」
雄大は容赦なくバイブのスイッチを入れたのだ。
「声抑えないと、タイマーが動き始めちゃいますよ?
ほら、あと9分45秒。
声を抑えてる間は装置は働きませんから、頑張ってください?
ではそのタイマーが残り1分になる頃、また来ますね」
意地悪く笑って、部屋を出ていった。
雄大の説明によると、最短が10分で、声を我慢すればするだけお仕置き時間が延びるらしい。
爆発するか、快楽地獄か……。
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