短編
9
『快、服着て、おいで』
祐一が快に手招きをした。
「は〜い」
快はそれに素直に従う。
気まずくないのか?
そいつは恋人の俺としたんだぞ?
2人の行動の意味がわからなかった。
『気持ち良かった?俺の恋人とヤって』
「は…?何言って…」
『快は俺と付き合ってんだよ。な?』
「そ〜だよ」
耳を疑った。
『お前の浮気相手が快なんじゃない。お前が浮気相手なんだよ。快と……俺の』
頭の中が真っ白になった。
もう何も考えられない。
『帰ろ』
「うん!!」
何も、考えたくない。
でも最後に…
祐一、ごめん。
傷つけてごめん。
好きになってごめん。
嘘でも付き合ってくれてありがとう。
好きだ。
これからもずっと…。
春輝SIDE終
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!