短編
7
春輝に呼ばれ、家に向かう。
合い鍵で俺は春輝の家に入った。
玄関には2つのローファー。
一つは春輝のもの。
もう一つは……
『快…』
快のものだ。
俺は寝室へ向かう。
近づくにつれ、部屋から漏れる声がはっきり聞こえてくる。
何をしているか嫌でもわかってしまう、快の喘ぎ声。
もう、終わりにしよう…。
そう思い、俺は部屋の扉を開けた。
「祐一…」
「えっ、あんっ、あ…やめ、祐が…」
「でも、ここはこんなだぜ?」
「あ、んぅっ、ゃあっあ、ぁぁああっ!」
俺の目の前で、快はイった。
「祐…」
『…快…………』
2人は俺の言葉を待っているようだ。
『ふざけんな。俺の、そいつは俺のものだ!!』
俺は叫ぶ。
快にではなく春輝に向けて。
「何…言ってんだよι」
春輝は動揺した。
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