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短編


春輝に呼ばれ、家に向かう。

合い鍵で俺は春輝の家に入った。

玄関には2つのローファー。

一つは春輝のもの。

もう一つは……


『快…』


快のものだ。

俺は寝室へ向かう。

近づくにつれ、部屋から漏れる声がはっきり聞こえてくる。

何をしているか嫌でもわかってしまう、快の喘ぎ声。

もう、終わりにしよう…。

そう思い、俺は部屋の扉を開けた。


「祐一…」

「えっ、あんっ、あ…やめ、祐が…」

「でも、ここはこんなだぜ?」

「あ、んぅっ、ゃあっあ、ぁぁああっ!」


俺の目の前で、快はイった。


「祐…」

『…快…………』


2人は俺の言葉を待っているようだ。


『ふざけんな。俺の、そいつは俺のものだ!!』


俺は叫ぶ。

快にではなく春輝に向けて。


「何…言ってんだよι」


春輝は動揺した。



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