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短編


それから、その満足感が欲しくて何度も浮気を繰り返した。


「もうしないから」


そう言えば、祐一は頷く。

俺を許してくれる。

そして何回目かの浮気、祐一は見向きもしなくなった。

俺が他の奴を抱いていても無視。

祐一との約束を破って他の奴と遊んでも無視。

急に不安が押し寄せた。








「春輝〜」


そんなとき、俺の名前を呼んだのは、祐一といつも一緒にいる間宮快だった。


「祐一は?」

「委員会なんだって」

「ふーん」

「春輝、一緒に帰らない?」


驚いた。俺を誘ってくるなんて。


「ああ。いいぜ」


俺は思いついた。

こいつを使おう。

流石の祐一も、友達と関係を持たれれば堪えると、俺は思ったのだ。


「俺ん家寄ってくか?」

「いいの?」

「ああ」


快は俺の家に行くことになった。

その際、祐一に俺の家に来るようにというような内容のメールを送る。



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