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短編


春輝SIDE


好きだ。

祐一、好きなんだよ!!

お前は俺のこと…好きか?


何をするにも全部俺から。

付き合ったのだって俺からだった。

本当に俺のこと好きなの?

無理に付き合ったんじゃ……

そんなこと、認めたくなかった。


「春輝くん」


ある日、誰かに名前を呼ばれた。


「僕、春輝くんのことが好きなんです」


その男は俺に告白してきた。


「俺には付き合ってる奴がいる」

「なら…」


いきなりのキス。

祐一と一度もしたことないのに。

俺は祐一が大切すぎて、手を出せないでいた。


『春…輝……?』


そんな最悪なシーンを祐一に見られてしまった。

祐一がいたのは知っていた。

だけど、まさかキスされるとは思っていなかったから、油断していたんだ。

祐一に嫉妬して貰いたかっただけで、あんな顔をさせたかったわけじゃない。


「ごめん…」


今にも泣きそうな祐一を抱きしめた。


その時、不安が一気になくなった。

同時に満足感が身体を支配する。


.



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あきゅろす。
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