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満身創痍
傷だらけのまま走ってきた
血を流しながら
呼吸を乱しながら
治し方がわからないし
誰も治してくれないもの
何より
誰も私に気付いてないみたい
満身創痍でつまずいて
ついにここまで落っこちた
何も見えないし
何も無いみたい
もう
走る必要もないだろう
静かに
静かに
じっとしていよう
もし誰かが側を通っても
気付かれないように
流れる血液が底をつくまで
静かに
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