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雪に咲く花
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男達が雪斗の後を追いかけてくる。
『助けて!……怖いよ』
必死で走って逃げることも空しく、男達に捕らえられてしまう。
『やだぁ!……誰か助けてぇ!』
男達は、雪斗に厭らしい笑みを浮かべながら身ぐるみをはがし、次々と身体を犯していった。
『いやぁっ!……痛いよ!もうやめてぇ!……亘、助けてぇぇ!』
泣きながら助けを求めても、残酷に饕られる苦痛は解放されることはない。
さんざん自分の身体を弄んだ男達が立ち去った後、人影が見えた。
亘が立っていたのだ。
『亘!?怖かったよ……』
愛しい人が目の前に現れ、胸に飛び込もうとする。
しかし……。
『来るな!汚れたお前など、もう愛せないんだ』
亘は冷たく突き放し、背を向けて去っていってしまった。
『嫌だっ!亘、お願いだから行かないで!』
必死に追いかけるが亘の姿は、だんだん遠くなっていった。
「嫌だぁ!亘、行かないで……」

荒い息を吐きながら、目を覚ました。
「今のは夢?……えっ!?ここどこ?……」
見慣れない風景が目に映り、思いがけない人物が目の前にいる。
「大丈夫か?何か、随分うなされてたけど……」
黒崎が、心配そうに顔を覗いた。

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あきゅろす。
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