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雪に咲く花
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黒崎が続けて説明を続ける。
「僕達のいる会社には、自社でアイデアを出してプロミグラミングされた商品もいくつか販売されているんだ。例えば、レンタルDVDや書店の検索機とか、下手な人でも描けるイラストの下書き機能とかね。こういった商品のようなアイデアを募集しているんだが、興味があれば君も考えてみるといい」
「それって、どんなものでもいいんですか?」
「あぁ、ソフト開発に関係するものであればね」
アイデアを考えることは好きだ。
しかし、専門知識がない限り、そういったものは簡単に作ることは出来ないだろう。
「それでは早速、君がソフトウェアによって、こんなこと出来たらいいなと思うことを考えてごらん」
雪斗の気持ちを察したかのように、黒崎が促す。
「そうですね。あればいいと思ったのは、料理のレシピかな?いつもは、そんなの見ないで適当に作っちゃうんだけど、やっぱりそれだと味にムラがでちゃうから、本とかメモとかわざわざ開かなくても、音声でひとつひとつレシピを教えてくれる機能があったらいいなと思って……」
さっきまでの沈んだ気分は忘れて、アイデアを語るのが楽しくなってきている。


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あきゅろす。
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