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雪に咲く花
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「また、雪の中に花が咲いたんだな」
「そうだね。有り難う、亘。最高のプレゼントだよ」
「喜んでくれて嬉しいよ。雪斗、誕生日おめでとう」
亘は雪斗を抱きしめると、甘く温かいキスをした。

「かなり、寒かったな。温泉に入りに行こうか?」
「賛成!寒いから早くあったまりたい」
二人は旅館に戻ると、温泉に足を運んだ。
浴室には、時間が遅いせいか、誰もおらず、貸し切り状態だ。
「やった!こんな広い所で二人だけだ」
「雪斗、あったまったら体洗ってやろうか?」
「有り難う。頼むよ」
室内の湯船に浸かった後、亘は、雪斗の身体を丁寧に洗い始めた。
自分のためにレイプされてしまった雪斗の身体を、この手で洗い流してやりたかったのだ。
暴行されて、暫くは、トラウマにより、亘に触られることさえ拒んでいた身体も、今はこうして素肌に触れられる手が、とても優しく綺麗なものに感じる。
身体の中の汚れていたものが、亘の手によって流されていくようだ。
体を流し終わり、お湯で石鹸を流してもらうと、今度は、雪斗が亘の広い背中を洗い流した。

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あきゅろす。
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