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雪に咲く花
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雪斗は、久しぶりの我が家に帰宅した。
現在は、兄の海斗と、姉の美紅の三人暮らしだ。
美桜は今年の春に結婚して、来年の春に子供も生まれる。

「今日は全快祝いに、雪斗の好きなビーフシチューを作るわよ」
美紅がエプロンをかけて言った。
「本当に!?姉ちゃん大好き」
「まったくゲンキンなんだから」

美紅に促され、夕食の支度中に入浴しようと、浴室に向かった。
湯船につかり、自分の裸体を眺めていると、思いだしたくもない悪夢が襲う。
過去に佐々木達に性的暴行をうけたこと、光多に欺かれ、男達に容赦なく犯された記憶が次々と頭に浮かんでくる。

『ほらっ!もっと腰ふれよ』
『いいぞ……。俺、いきそうだ……。出すぞ』
身体をこじ開けられるような激痛とともに、彼らのものが挿入され、身体の中に、厭らしい液体が入っていく。
「いやああぁ!……」
何人もの男に撫で回され、犯され続けた身体が、汚いものに包まれていくようだ。
「嫌だ!嫌だ!汚い……」
吐き気がこみ上げ、嘔吐してしまう。
全身を震わせながら、何度も身体を洗い続けた。

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あきゅろす。
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