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雪に咲く花
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「雪斗が元気出たみたいで良かったよ」
「光多、今日は誘ってくれて有り難う。いい気分転換になったよ」
昨日、斉藤達にされた仕打ちや、亘とのことで梨香に言われた耳に痛い言葉も、光多と過ごしているときは忘れることが出来ていた。
「俺、そろそろ行かなきゃ」
次は、颯人の所に行くつもりだ。
立ち上がろうとした瞬間、急に立ちくらみを感じた。
「あれっ!?どうしたんだろ?」
足に力が入らず、部屋が揺れてるような感覚である。
体がふらつく。
そして、何故か無性に眠い。
睡魔は、雪斗の脳裏を覆いつくした。

「馬鹿だな。本当のお楽しみはこれからなんだよ」
意識を失った雪斗を確認すると、光多が、にやりと笑った。


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あきゅろす。
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