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雪に咲く花

あの日、佐々木達のグループに、レイプされたあの忌まわしい思い出が……。
「いやあぁ!……やめてぇっ!……亘助けてぇ!」
何度も泣きながら助けを求めても、身体を好き放題に犯された恐怖が再現され、心臓の鼓動が早くなる。
恐怖が限界まで達したとき、息が苦しくなり吐き気をもよおした。
「すげぇな。感じてるみたいだぜ」
「もう、俺おったっちまったよ。本番も、いけそうだな」
「誰からやっちまうか順番決めようぜ」
写真撮影をしながら話をする斉藤達の声など耳に入らず、嘔吐し始める。
「げっ……!こいつ、吐きやがった」
「汚ねえな!」
斉藤達が、裸体から慌てて離れた。
「あうぅぅ!……ゲホッ……うぅぅ!くる……し……」
苦しさと、恐怖のあまり過呼吸が生じたのだ。
「おい何か変だぞ。まじでヤバイんじゃないか?」
「どうしたってんだよ?これは……」
「今日はやめだ。気分出ねえよ。行こうぜ」
雪斗を後でレイプしようと企んでいた斉藤達は、呼吸困難に陥っているのを見て、その場を慌てて立ち去った。
「た……すけ……て……くる……しい……」
全身が震えあがり息が詰まりそうで、動くこともままならない。
尻には振動を続けるバイブが差し込まれたままだ。

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