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雪に咲く花
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施設で、自分がここに来るまでのいきさつを聞き、とある連絡先を聞きだした。
メモしておいた住所をたどり、一軒の家を見つけた。
古風の赴きのある家であり、庭も綺麗に手入れされている。
「家に何かご用ですかな?」
突然、庭の茂みから初老の男性が顔を出した。
「あの、新庄健吾さんはご在宅でしょうか?」
「私ですが、何か?」この人なのか?
「福原と言います。正確に言えば、野崎でしたが、以前お世話になった野崎優子の息子です」
「ああ、君が野崎さんの……!立派になったもんだ」
「その節はお世話になりました。今日は、かなり昔のことで恐縮ですが、お伺いしたいことがありまして……」
「とにかく、中に入ってくれたまえ。お茶でも用意しよう」
新庄は亘を家に招き入れた。

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