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雪に咲く花
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「そういうわけで、この件を撤回するわけにはいかない。福原先生の方でも、承諾している」
結局、高校生でしかない自分たちの力ではどうにもならないのだ。

「チキショー!何も知らないくせして、だから、先公なんて偏見の固まりだから信用できねえんだよ」
校長室を出てから、颯人が怒りにまかせて壁をパンチする。
「颯人、俺、悔しいよ。何で、こんなことになっちゃうんだよ?」
雪斗は、何も出来ない自分に、もどかしさを感じるばかりだ。
「とにかく、絶対に犯人捕まえてやろうな。見つけたら一生、表を歩けない顔にしてやる」
拳を握る颯人を見て、雪斗も、こんな卑劣な仕打ちをした犯人を見つけたいと考えたのだ。

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あきゅろす。
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