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雪に咲く花
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男にしては、手の込んだことをするじゃないか。
こういう所も女みたいだ。
歩って名前も女っぽいしな。
すっかり、騙されたぜ。
「よしっ!これで吹っ切ってやる」
とにかく、これを食べて全てを水に流してしまおう。
俺は熊の形のクッキーをかじった。
「うまいじゃないか」
甘くて香ばしい味が口の中に広がる。
歩の真心が伝わってくるようだ。
「あばよ!俺のマイ エンジェル」
クッキーを食べ終わる頃、チビたちが近づいてきて喚いた。
「あぁっ!颯人兄ちゃん、一人で何か食べてる!」
「ずるいずるい!こっちにもくれよう!」
「うるさいガキだな。ほらよ、持ってけ!」
歩以外の部員が作ったであろうお菓子をチビたちにくれてやった。
その後、子供たちの間で、お菓子をめぐって喧嘩になったのはゆうまでもない。

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あきゅろす。
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