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雪に咲く花
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俺の前にキラキラと眩しい光がさした。
かっ可愛い!
なんと、目鼻立ちのくっきりした色白の美少女がいるじゃないか。
「そうだったんですか?それは芽衣が悪い。外で急に走ったら危ないってママに言われてるよね」
「うん、ごめんなさい。グスッ……」
美少女が女の子を叱るようになだめる。
「妹を助けていただいたそうで、ありがとうございます。ほらッ芽衣もお兄ちゃんにお礼を言うんだよ」
「ありがとう。お兄ちゃん」
美少女に促されて芽衣と呼ばれた子は涙声でお礼を言った。
「まあ、当たり前のことしただけだしな」
俺は頭をかきながら答えた。
「この制服って同じ高校ですよね?そうだ、よかったら、お礼に明日ここへ来てもらえませんか?」
美少女が一枚の紙切れを差し出す。
まじかよ!同じ高校なのか?
ラッキー!
俺は舞い上がっていた。
渡された紙切れを見ると、可愛いイラスト入りのチラシらしく
『スイーツクラブ試食会

部員たちが、心を込めて作ったお菓子を試食してみませんか。アイデアを考えてくれた方にはプチ土産を差し上げます。』
と、書かれている。

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あきゅろす。
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