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雪に咲く花
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その人物に皆が呆気にとられていた。
警察の制服を身にまとった警官だったのである。
「突然、恐れ入ります。自分は〇〇警察署の大木といいます」
雪斗も亘も見覚えのある顔だ。
颯人を誤解により補導し、雪斗を助けた警官だったのである。
「あっあのときはお世話になりました」
「あっお巡りさんに助けてもらったそうで有り難うございました」
それぞれに礼をいう雪斗と亘に頷くと、大木が扉の外に声をかけた。
「君達、入りなさい」
大木の言葉に数人の声が聞こえた。
「えっ!どういうことだ?」
「案内すればいいんじゃないのかよ」
しばらくして佐々木を始めとする男子達が入ってきたのだ。
彼らの顔を見た雪斗は顔がひきつった。
「どういうことです?これは……」
呆気にとられている校長をよそに、大木は彼らに言った。
「君達の携帯電話をだしたまえ」
佐々木達は何が起こっているのか分からず戸惑っている。
「早くしなさい」
恐る恐る、彼らはスマートフォンを出した。
「見せてもらうよ」
大木が出されたスマートフォンの画像をチェックしていく。

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あきゅろす。
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