求め合う【切甘?】
二人だけしか居ない部屋。
見つめ合いキスをかわし抱き合うそして
そっと押し倒されまたキスをかわす。
『…ん……っはぁ…』
「…悪い…苦しかったか?」
『…へーき…』
潤んだ瞳で見つめて来るイザーク。
ニコルにアスラン、ディアッカまでが行方不明になってしまい傷付いているのだろう。
それを隠す用に私に愛をそそぐ。
『………』
「どうした」
『まるで…傷を舐めあってるみたい…』
「………」
旗から見れば仲間が三人も消え残された二人。
まるで悲しみを埋め合うかのようにキスを交わし体を重ねようかとして居る。
「…嫌か?」
『ううん…イザークだから嫌じゃないよ』
イザークだから嫌じゃない。
もしも、イザークではなくアスランやディアッカだったらキスや体を重ねようとしてきても私は拒むだろう。
「例えばこれが傷を舐めあって居るのだとしても、俺がお前を愛してるのは本当だ。」
『うん、私もよ。』
私を愛してくれてるから。
側に居る、消えたりしない、言葉だけでは伝わらない部分をただお互い求めているだけ。
『愛してる…イザーク』
「あぁ…愛しているシオン」
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