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これでも女だから【沖田<甘>】



真選組頓所のとある一つの部屋に私はいた



『あと…す…う……セン…チィ…』


今僕は高い所に置いてある箱を取ろうと台に乗り背伸びをしている
だけどあと数pたらない


『…あと…じゅ…セ…ンチ…しんちょ…うが…あれば…』
「あと10pあったら俺と身長同じですぜ?」
『えっ隊長…わっ…』


後ろから隊長の声がして思わず振り返ったら僕は乗っていた台から足を滑らせてしまった。


「あっぶねー」
『……お前が急に声かけるからだろ』
「普通受け止めてやったんだから、礼を言うとこだろィ」


落ちそうになった所を総悟が受け止めくれたから怪我しなずにすんだ。
だか、元は言えば隊長が声をかけなけれ落ちずにすんだ……いや……遅かれ早かれ落ちていただろう多分。
まぁ怪我をせずにすんだのは隊長が居たからだ取り合え礼を言うべきだ


『ありがとう。』
「………」
『…ねぇ下ろしてくれない?』


何故かお礼を言ったのに抱き上げられたままの私一考に下ろしてくれる気配はない。


「……あんた体重いくつでィ?」
『はっ』


いきなり何だいくら私が男ぽいからと言っていきなり女に体重を聞くとは失礼だ。


「あんた軽いですねィ」
『10p違えば体重も違うだろ』


10p違えは体重は大分違うだろうししかも男と女だかなり違くて当然だ。
だが総悟は体重を聞いてくる。


「何キロですかィ」
『45だったかな?』
「そうかィ」


隊長は私を抱き上げたまま見つめてくる。
やはり下ろす気は無いらしい。
暫く見つめ合って大人しく抱き上げられたまま黙って居ると隊長が口を聞いた。


「思ってたよりあんたが軽くてビックリしやした…」
『コレでも女だからね』


何時もみたいに言って返したら隊長は微笑んだ。


『下ろして?』
「いやでィ」


甘えた子供の用に言う。
そしてお腹辺りに廻されている腕に力がこもる。


『…そーご…』


隊長を見つめて名前を呼んでみた。
元々は幼なじみで昔は名前で呼んでいたでも真選組になってからは隊長としか呼んでなかったので総悟と呼んだのは数年ぶりかだった。
彼は久々に名前で呼ばれたことに少し驚いた顔して私を見上げた。


『お前もやっぱ男なんだね私を軽々持ち上げてる』
「まぁねィは軽いでさァ」


そう言う総悟の腕がまだ離さないと言う用にまた力入った。
私はそれに答えるように首にそっと腕を廻し抱き着いた。












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あきゅろす。
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