殺さないでね?【銀時<病>】
好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ………
オレは小百がただ好きなだけなんだ。
「小百……」
『なに?銀と……』
気がついたら俺は小百の首を締めていた。
『ぎ…ん……き…』
小百は掠れた声で俺を呼んだ
俺は慌てて、手を離して小百から離れた。
『ゲホゲホゲホゲホゲホ…』
小百は首を抑えて咳き込んだ
「ごめ……お…おれ…」
『ケホ……だい…じょ……ぶ…だよ』
小百は弱々しい声で囁いた
その声に顔上げると小百は、まだ苦しそうに呼吸をしながら微笑んでいる
『私は大丈夫だから……泣かないで?』
「でも……おれ…」
『好き。首を締められても、殴られても、何をされても、銀時のこと好きだから』
小百は言いながら俺の頬に伝う雫を細い指で拭った
『でも、殺さないでね?銀時に会えなくなるのいやだから、ね?』
俺は小百を引き寄せ抱きしめ、小百はあやすように背中を撫でた。
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