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BL小説
守る 【土沖甘】



俺はあんたを守るためなら何でもしまさぁ

それがどんなに辛いこと汚いことであっても

俺はあんたのためなら何でもできる



「総語」

「何ですかィ?土方さん」

「オレを守ろうとするな」



この人は何を言っているのだろう



「オレを守るためにお前が傷つくのはいやなんだ」



そうやってあんたは自分を傷つけようとする

あんたは自分だけ傷つけて汚れようとする

でもそれがあんたを大切に想っている人を傷つけていることにきずいていない



「オレはあんたのためにあんたを守ってるわけじゃないんでさぁオレがあんたを守るのはオレのためでさぁ」

「オレはそれが…」

「自分の大切な人を守れないなんて情けないじゃないですかィ」

「総悟」

「それに自分だけ傷つけて汚れればいいなんて思ってる人をほって置けるわけないでさぁ」

「……」


「だからオレはあんたを……土方さんを守るんでさぁ……あんたがオレを守るように」

「………そうだな悪い今のは忘れろ」



俺はあんたの全てを知っている

あんたがどんなに汚れた人か…

あんたも俺の汚れた部分を全て知っているから



「土方さん」
「何だ?」
「好きでさぁ」
「あぁオレ総悟が好きだ」











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あきゅろす。
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