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読み物(長編)
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ー更衣室ー
「んー なんかやっぱ恥ずかしいわね‥っ」
鏡に映る姿をみてミサトは微妙な恥ずかしさをおぼえる。
豊潤なボディラインがきっちりと露わになり、さらに基調の黒色が余計に艶めかしさを醸し出している。
「タオルかなんかないかしら‥。試験場まで行くのにこんな姿じゃ…」
とためらいを見せる。普段家で露出の多い服を着ているのにそれとは訳が違うらしい。
そして
(そんな気が利いたものないか‥。)
はぁ、とため息をつくと一人肩を落とす。(まぁ、人に会わないようにすればいいのよね!うん、そうよ!)
と変な決心をし、出口のドアを空ける。そして角を曲がったところで…

「よおっ♪」

「げっっっ!!!!!」
“一番会いたくなかった人物“ に出くわしてしまった。
そこにいたのは背が高く、無精髭を生やしたどこか飄々とした男、加持リョウジ。リツコと同様に大学時代からの付き合いであり、一時は恋仲にもあった人物だ。
『ん…?なんでプラグスーツなんか着てんだ? なんかのコスプレ?』
とニヤニヤしながら話す加持。
「ちっ違うわよっ!」
反論するミサトをよそに身体を舐めるように見る加持
『…どうも俺には誘ってるようにしか…』
ミサトを壁に押さえつける

「見えないんだけどね♪」

「ちょっと‥何昼間っからサカッてんのよ!ちょっ・・やめ・んんっ… 」
唇を塞がれ、加持の手がミサトの形の良い胸へまわる。

「馬鹿っ…ぁ‥やめなさ…い‥よ」

「何言ってんだか…気持ち良いくせに……素直になれよ。」…胸から下腹部へと落ちる手…
「ぁ…やめ…」
ぷちん、とミサトの中で何かが弾けた。
「てって…言ってんのよ…」
「おわっ…ぉお」
加持の身体が浮く

「いい加減に…」

『しなさいっ!』

身長差があるので柔術で投げ飛ばす。
ドシンと鈍い音をたて加持は床に倒れた。

「〜っ 痛たた… ははは…♪」
「馬鹿!!! よっぱらってんじゃないの!!!?」
「そうかも・・♪」

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