読み物(長編) BEGIN2 「マヤ!LCLは一滴のこらず集めるように指示して!その後それは保存よ」 「はい!」 『シンクロテストはどうなるのよ!!』本来の自分の目的を思いだしたアスカ 「延期。また後日。」 リツコの即答。 『そんなぁ〜。』 その即答に肩を下ろす。そして矢継ぎ早にリツコは二人に指示する。 「シンジ君、アスカ。あなた達はミサトが目覚めるまで側にいてやって頂戴。第一病棟の203病室に移してあるわ。 今は一時的なショックで意識が無いだけだから、多分すぐ意識も戻ると思うわ。」 「はい。」とシンジ『はぁ〜い…』と少し不機嫌なアスカ。 ひとまず二人は試験場から出ていくのであった。 203病室 「ミサトさん…まだ目覚めないのかな?」 『知らないわよ…』コソコソと喋るシンジとアスカ 「ん…?」 長髪の少女はぼんやりと目を覚ます。 視界に入るのは短髪の男の子と長い金髪をもった女の子。チューブが繋がれている自分の裸体、大きな傷。 ミサトの裸体につい”膨張”してしまうシンジ。 (やっぱミサトさんって巨にゅ…) こい〜ん☆ 「ふぎぃっ!!なにすんだよぅっっ!」 アスカの股間蹴りに悶絶するシンジ 『エッチ馬鹿スケベ!信じらんなぁ〜い!!』 「仕方ないだろぉっ!!」 ミサトの目の前で繰り広げられるケンカ。 『目覚めたみたいね?どう?リンゴ持ってきたけど‥食べる?あ、前隠した方がいいわ!バカシンジもいるし…』 ミサトを気遣うアスカ。 だが… 「あなた達…誰?」返答はアスカ達の予想を覆すものだった。 [前へ][次へ] [戻る] |