山本攻略マニュアル 君を振り向かせるためのマニュアル(山ハル) ハルは最初リボーンちゃんに近づきたくて、ツナさんに出会ってそれからツナさんが大大大好きでした。 でもツナさんは、京子ちゃんが好きだったんです。 京子ちゃんもツナさんが好きでした。 結果二人は付き合うことになってしまいました。 ハルが失恋して落ち込んでるとき、ご飯もケーキも喉をろくに通りませんでした。そのとき一番心配してくれたのは、山本さんでした。 「よ、また痩せたんじゃねーか?」 「とにかく三浦が好きなケーキ買って来たからな、これでも食って元気だせな!」 「なんなら一緒に食うか?」 山本さんと食べたケーキは涙でしょっぱくてあんまりおいしくなかったです。 「そんなにツナが忘れらんねーのか?」 当たり前です。 「三浦はかわいーんだからさ、新しい恋とかしてみたらどうだ?」 ……たとえば? 「んー、そー言われっと困るなー……、やさしい奴とかハルならすぐに見つかると思うんだけどな」 ………………やっぱりツナさんじゃないですか。 「ハハハッ、そーかもな」 山本さんはそれから毎日のようにケーキを持ってきてくれました。 「今日のケーキはモンブr「山本さん」ん?」 「そんなに毎日ケーキ食べたら太っちゃいます」 「あ、そーいやそんなこと考えたことなかったな。やっぱり三浦も女の子だなー」 「どーいう意味ですか!?」 「だって、三浦ってツナおっかけてあっちこっち駆けまわってるイメージがつえーからさ」 「山本さんの中のハルのイメージってそうだったんですか……」 「んなに落ち込むなって!三浦はちゃんと俺の中でかわいい女の子なんだぜ!」 「だって……」 「元気でかわいい女の子、俺は好きだぜ?」 「はひっ!?なななな何言ってるんですかっ!?///////」 「そうやって照れるところもかわいいのな」 「おちょくってるんですかっ!?///」 「いんや?本気の気持ちだぜ?ハルの中の俺ってどんな存在なのか気になるくらいにな」 「……………………山本さんも優しくてずるいですぅ……///」 (気づけば山本さんの持って来たケーキより、ケーキを持ってくる山本さんの方が好きになってしまったんです) (最初はだんだん痩せてくハルが心配なだけだったんだけど、ケーキを食べてる姿を見てるうちに好きになっちまったのな!) 確かに恋だった [*前へ][次へ#] |