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メカクシ団サ-チ
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また明日同じ今日を ヒビヤとヒヨリ
目の前の赤く染まった君を見て何をするわけでもな
く、ただ君の名前を呼ぼうとするけど、喉からは掠
れた音が空気と一緒に漏れるだけで君の名前が声に
なることは無かった。
言いたいことはたくさん有るのに、これじゃあ文句
の1つも言えない。
ねぇ、ヒビヤ。
なんで私のことを助けたりしたの?
いつも酷いことを言ってばかりの私を、
素直じゃない私のことを、何回も何回も。
目の前で死んでいく君を、今日もまた、助けることができなかった。
さっき枯れたはずの涙が1つ、また1つと頬をつたう。
君のことが大嫌い。
私のことを置いて1人で死んでしまう君なんて大嫌い。
だからね、ヒビヤ。
「…また明日、同じ今日を」
明日こそは、君を好きになれるように。
今日も願って目を閉じた。
゜。.゜.°。*゜゜。
あまのじゃく
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