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悪行は計画的に(モブ受け)
「あんたなんかが生徒会に近づいていいと思ってんの!?」
「アイツらは友達だ!お前達に言われる筋合いはない!!」
…あぁ、
「っ!アンタたちコイツやっちゃってよっ!!」
「へへ、まってました。」
「でも、コイツ相手に勃つか?」
…何で俺、
「顔見なくちゃ平気だろ。」
「ま、そうだな。おい、カメラ大丈夫か?」
「………あぁ、大丈夫だ。」
…こんなことしてんだっけ。
俺は今、制裁現場にいます。される側じゃなくてする側だけど。カメラ小僧になってます。何でこんな所にいるかというと………何でだっけ?
確か、仲間とたむろしてたら親衛隊の奴等がきて、なんやかんだでここにいるんだったな。面白そうだったから来たけど、全然面白くねぇや。
だから、俺は仲間に加わらずカメラ係になってます。
「おい!お前ら何すんだ!さわんじゃねぇ!」
「思った以上に肌白いぞ。やりがいが出てきたな。」
何こんな奴に興奮してんだよ。あ〜、つまんね〜。一緒に来なければ良かったぜ。
俺はカメラを回しながら、そんなことばかり考えていた。
そんなとき………、
バンッ!
「風紀委員会だ!お前ら動くな!」
「風紀かよ!クソ!」
………マジかよ。ヤバい、ヤバいぞ。
「よし、そいつらと転入生、全員つれていけ。」
「はい。……あれ?そいつは連れていかないんですか?」
風紀委員の奴は俺を指差しながら風紀委員長に聞く。
「カメラを持っていたみたいだからな、確認してから連れていく。」
「それなら俺が………」
「いや、大丈夫だ。先に行っていいぞ。」
イヤイヤ、いいじゃん、変わるって言ってんじゃん、変われよ。断んなよ。
「あ、はい、じゃあ、先行ってます。」
「あぁ。」
バタン
行ってしまった…。今この場には、俺と委員長2人だけ。俺はさっきから、身体が硬直して動かない。
無言で委員長が近づいて来る。
あ゛〜〜〜マジでこんなとこ来なければ良かったっ!
「ちょ、ちょっと待って!話せば分かる!
俺は必死になって相手を説得する。しかし、委員長は止まらない。
「てめぇは馬鹿か?こないだお仕置きしたばかりなのに、またこんなことしてよぉ。それとも何か?お仕置きされたくてしてんのか?あ?」
んなわけねぇだろ!!てめぇのはしゃれになんねぇんだよ!!
と言いたいのに、声が出てこない。そんな間に委員長はすぐ目の前にきていた。
委員長の指は、俺の頬、首、鎖骨とつたっていく。そして、端正な顔が近づく。
「震えて可愛いなぁ。…………じゃあ、望みどおり、お仕置きの時間だ。」
俺、死亡……………。
悪行は計画的に
風紀委員長×モブ不良でした!この後、お仕置きと称したムフフな展開が待っているんでしょう。お仕置きとか言ってるけど風紀委員長はモブ君のこと大好きです!…なはず。
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