short オレノヒカリ(旧魔王X新魔王) 魔王に支配された国は、水も、木も枯れ、さらに人々たちは病に侵され光を失っていました。そんなある日、1人の救世主が現れる。彼は沢山の人達に支えられ、見事魔王を倒しました。魔王から解放された国の人々は救世主を崇め、そして救世主は誰からも愛される存在となり、国の宝と呼ばれる人となりました。めでたし、めでたし ……………か。あんな奴が国の宝?ふん、くだらない。」 確かに救世主は魔王を倒した。しかし、ホントウに魔王は悪い奴だったのか。 ……答えは否だ。魔王は、国をのっとってはいない。だから、水も、木も、病も魔王のせいじゃない。全てはただの厄災。なのに人々は、理由をつけたいがために、魔王をそれに使った。実際、国の現状は変わっていない。 救世主は、国の人々に光を与えたかもしれない。……しかし、俺は光を失った。俺にはアイツしかいなかった。アイツがいれば他になにもいらなかったのに。 アイツは自分のせいにされてもいつも笑って、俺に心配をかけないようにしていた。 胸が苦しい。 アイツは罪なく死んでいったのに、なんでお前らは笑っているんだ。おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、おかしい……………、 このままでは終わらせない………………。 ――…… 「おい!聞いたか!?また魔王が現れた!」 「そうなのか!?でも、また救世主様が倒してくれるんじゃ、」 「もう死んだ……。1番始めに殺されたらしい。頭と身体が真っ二つだってよ。」 約束は守るよ。お前と交わした最初で最後の約束………………。 オレノヒカリ 「なぁ、俺が死んだらどうする?」 「はぁ?何言ってんだ。てめぇが死ぬたまかよ。」 「例えばの話だろ?で、どうする?」 「あ〜?とりあえず次期魔王は俺だな。」 「ははっ!お前らしいな。じゃあ、よろしく頼むよ次期魔王様?」 「当たり前だ。」 友人も似たような小説書いてて、いいなと思い書いてみました。 [*前へ][次へ#] [戻る] |