short
YOUR HERO(↑続き)
季節外れの転校生がきた。そいつのおかげで今、生徒会は全く機能していない。俺以外の役員がそいつに惚れたからだ。
「ぅっく、うぇっ……な、なんで、おれが…………ぅえ〜ん!」
普段は、何様俺様会長様で通っているが………………実際はすごく泣き虫な俺。
今日も生徒会室で仕事を片付けていたら、広すぎる部屋に1人でいるのが寂しくて、泣けてきた。
今までは、よかった。役員同士の仲はそれほど良くなかったが、悪くはない。仕事はちゃんと皆してたし、普通に話しもしてた。
それも今じゃこの様だ。大量の書類、飲みかけのコーヒー…………。
なんで、なんで、俺がこんなことをしているんだ?……もう、いやだ。
だれか、たすけて…………、
「なぁ、助けてやるよ。」
俺を救いに来てくれたのは、鋭い眼光をした、獅子でした。でも、その瞳に優しさを感じたのは間違いじゃないと思う。
子供のころ憧れたヒーロー…………みたいだった。
YOUR HERO
(君は僕のヒーローでした。)
「おい。」
ビクッ!
「ふゎ、な、なんだ……?」
(びびりすぎ…。かわいいな。)
(直視できない!かっこよすぎなんだよ!)
はい!"僕はヒーロー"の泣き虫会長視点でした!あまり恋愛要素がなく、不完全燃焼;
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