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DEATHGAME



オレは逃げた。答えを導き出すのがこわかったから。今オレは走っている。目に見えない、何かからにげるため。走って、走って、走った。何も考えないように……。



ドン!

誰かにぶつかった。



「っいってぇ。………ロイ?」



ぶつかった人をよく見ると、リン君だった。



「あ、リン君…。」


「ロイどうしたんだ?そんなに走って?」


「ごっ、ごめんね!痛くなかった?」


「大丈夫だけど………お前何かあ「おーい。お前等何してんだ?」………アレク。」



リン君の言葉を遮るように、向こうからやって来た、俺様野郎に話しかけられた。

よかった。今ばかりは俺様野郎に感謝だ。リン君は危ない気がする。この子は人の闇に触れる。

今のオレは自分でも分かるほど、混乱している。そんな状態でリン君と二人きりなんて危険でしかない。



「な、なんでもないです。ちょっと僕がぶつかって…。」


「そうか。大丈夫か?」



そういって俺様野郎は、リン君に手を伸ばす。



「あぁ、大丈夫。ありがとな。」



リン君は俺様野郎の手をとり立ち上がった。それを確認して、俺様野郎は言う。



「そろそろ昼食の時間だ。食堂行くぞ。」


「はい。」


「おぅ!………ってナフスはどこだ?ロイと同じ場所で作業してたよな?」



リン君の言葉に心臓が跳ねた。



「う、うん。でも、僕だけ先に来ちゃったんだ。」


「じゃあ、アイツは後で来るだろう。席がなくなる。先に行ってようぜ。」



オレ達は食堂に向かって歩き出す。

……リン君の不思議そうな目は無視をした。



[*逃げる][堕ちる#]

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あきゅろす。
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