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DEATHGAME



「ロ、ロイ!?どうしたんだ!?」



いきなり泣き出したオレに驚き、ナフスは焦った声を出した。オレは流れてくる涙をそのままに、ナフスに言った。



「うん…。大丈夫。ごめんね、心配かけて。」


「ロイ…。」


「ちょっと、悲しいことがあってね。…でも、それだけだよ。……………僕、もう行くね。」



わけがわからなくなり、オレは逃げた。


……でも、その判断が間違っていたことに気がついたのは、ずっと後のことだった。
















「ロイのやつ、大丈夫か…?」



ロイは初めてあった時から、謎だった。いつもビクビクしていて頼りないけど、たまに見せる目が恐かった。ロイが、ロイじゃなくなるような、そんな気がした。

今日も元気がないと声をかけて見ると、突然泣き出した。その、いたいけな姿に心が揺れた。どうしていいか分からず、慌てていたら、ロイが行ってしまった。

ロイはどうして、あんなに悲しそうにしていたんだろう。何で泣いたんだろう。

そんなことばかり頭の中で駆け巡り、後ろから近づいている気配には気づかなかった……。



ガンッ!


「な゛っ、だ……れ?」



いきなり後ろからから、何かで殴られた。

だんだんと意識が遠のいて行く………。最後に見たものは、複数の足。そこで俺の思考は閉ざされた。



「……準備は整った。」



[*逃げる][堕ちる#]

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