DEATHGAME
???side
「君がリン・ハイアンドだね?私は看守長をつとめているものだよ。
ここは知っての通り、DARKHOME。監獄だ。ここでのルールは囚人たちに聞けばいい。」
無情にも、そう言われてカっとなる。
「俺はやってないっ!騙されたんだっ!」
「う〜ん、そう言われても、決まったことだしね。今更ムリだよ。」
「くそっ!」
そう俺はやってないんだ。騙されただけ。なのにっ脱獄不可能な監獄と呼ばれているこの、DARKHOMEに入れられるなんて。
「あと、君はかなり危ないなぁ。」
危ない?
「その顔じゃすぐ襲われちゃうよ。隠した方がいいかな?」
襲われる?リンチにされることか?やっぱり、この気持ち悪い白髪と赤い目がいけないんだな。
「気持ち悪いよな、こんな色。」
「うん。君は勘違いをしているね。
…ま、いいや。んー?あった、あった。じゃあこれ着けて」
渡されたのは、モジャモジャのカツラと瓶底メガネ。
………。
「着けれるかっ!イヤイヤなんで?ちょっとおかしいだろっ!なんでこんなもん着けなきゃいけねぇんだよっ!」
「それは君を守るために必要なんだ。着けていなさい。…ここで無事過ごしたければ。」
「うっ。」
真剣な顔で言われれば着けるしかないだろう。
「よし。これで大丈夫かな。」
何がだ。
[*逃げる][堕ちる#]
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