DEATHGAME
縛られる言葉
自分の目を疑った。
だって、アイツが、そんな、殺して、ちがう、なにかのまちがえだ。……俺は何も見ていない。
身体は後ずさる。
カツン
あ、石が、
そう思った時にはもう遅い。アイツの目は俺を捕らえていた。
「………リン?お前、見たの?」
アイツの声は感情がなく、無機質だった。
声がだせない俺を気にせず、アイツは話し続ける。
「あーあ、ばれちゃったか。でも、見つかったのがお前で良かったよ。」
俺ははじめてアイツに恐怖を抱いた。
「お前なら黙っててくれるだろ?」
アイツが近づいてくる。
「だって俺達、」
やだ、やめてくれ、それ以上言わないで、
「親友だもんな?」
真っ暗になった。
[*逃げる][堕ちる#]
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