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波瀾万丈学園生活

着いて早々に俺は叫びました。

いや…うん。
だってね?

五メートル以上ある門と監視塔っぽいものがそびえる向こうに森が見えるんだよ?

普通なら有り得ないよね?

ていうか、森が覆い茂ってたら普通…学校見えないよ。

なのに、どうしてかな?

バッチリ見えてるよ☆

でも…うん。

デカいんだな。

きっとデカいからなんだな☆

って納得していた方がいいなって思ったよ。

だって…門より遥かにデカい木々を易々と超えて建ってるんだよ?

これで小さいって思ったらどんな奴だよ。



俺が高々とそびえる門を眺めていると、門の向こうから誰かがやってきた。


「こんにちは。
失礼ですが…緋唯野 優季様でいらっしゃいますか?」

「えっ?
あ、はい!
そうですけど…?」

男性が質問した事に素直に答えると、男性はフッと笑った


「そうですか。
では、今から門を開けますのでもうしばらくお待ちいただけますか?」

男性はそういうとクルッと向きをかえて歩き出そうとした。

…え?

これ以上待つの?

…うん。

無理です☆

そう思ったら即行動!

俺は男性を呼び止めた。

「待ってください!」

「?
はい?
なんでしょうか?」

案の定一回で止まってくれた。

…耳いいな。

はっ!

違う!違う!

そうじゃなくて!

「あ…あの!
この門くらいなら普通に飛び越えられるんで、一々門を開けに行かなくていいですよ?」

「え?」

俺は、男性が驚いている間にヒョイっと門を飛び越えた。

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