魔法少女リリカルなのはStrikerS〜守護の光〜
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『ここは、デバイスルームか？』
リイン
「はい、アルの調子が悪い時にはシャーリーに頼んで下さいね」
そのシャーリーが見当たらないが
部屋を見渡すと、４つのデバイスがカプセルの中に入っていた
待機状態のままだといえ、随分と立派なものだというのが分かる
それが気になり、デバイスの元へと歩み寄る
「それは、新人達に渡す予定の新デバイスです」
横から声がしたのでそちらの方に振り向くと
眼鏡をかけ、焦げ茶色の長い髪の女性――シャリオ・フィニーノ
通称、シャーリーが普通に座っていた
まさか、いるとは思わなかった
グリフィスの幼なじみで、昔なのは達との任務の際に知り合った
シャリオ
「お久しぶりです。慎さん」
『あぁ、久しぶり』
シャリオ
「アルテミスもお久しぶりです！」
AR
《It is after a long absence
（お久しぶりです）》
自分よりも、アルテミスとの再開の方が嬉しそうだ
こういう性分だというのは知っていたので、あんまり気にもしないが
『アル、ついでだから……メンテナンスしてもらうか？』
シャリオ
「あっ、こちらからも是非！」
AR
《I ask
（お願いします）》
『じゃあ、一日よろしくな』
シャリオ
「はい！」
自分の指に付けてあったデバイス――アルテミスを、シャーリーに渡す
最近は、ちゃんとしたメンテナンスをして上げられなかったから丁度いい機会だ
大分、無理もさせてしまっていたし
此処にいる内はなるべく、メンテナンスをしてもらうようにしよう
大切な、パートナーだから
リイン
「じゃあ、シャーリーお願いしますね」
『よろしくな』
シャーリー
「はーい」
リイン
「次、行きますか！」
デバイスルームから出て、今度は外に向かっている
この道は昨日も通った
恐らく、訓練場に向かっているのだろう
暫く歩くと、昨日とは違う訓練場の風景が見えて来た
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