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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜守護の光〜
Episode 06



隊長達が内部の警備に入り始めた頃

前線メンバーは既に外部の警備へ入っていた




ライトニングは固まって、地下の警備

スターズは別れてホテル周辺の警備




スバルとティアナは別れて警備をし

警戒を解かずに念話をしていた





スバル
「《今日は八神部隊長の守護騎士団、全員集合か〜》」

ティアナ
「《そうね……。アンタって結構詳しいわよね? 八神部隊長やシグナム副隊長達のこと》」

スバル
「《うん》」





頭の中で自身が知っていることをティアナに語って行く




はやてが持っているデバイスは、魔導士で使用する者は稀にしかいないと言われている魔導書型のデバイス

名前は夜天の書





シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラははやて個人が保有している特別戦略

その中にユニゾンデバイスのリインも加われる




ただ、はやて達の出自とか能力の詳細は特秘事項とされている




このことは父のゲンヤや、姉のギンガから聞いんだけどね

最後にスバルが笑い声を浮かべながら付け足す




ティアナ
「《レアスキル持ちの人は皆そうよね……》」

スバル
「《ティア? 何か気になるの?》」

ティアナ
「《別に》」

スバル
「《そっか》」





じゃあ、また後で

スバルがそう言うと、念話が途切れた

それと同時にクロスミラージュを握りしめる力を強め

ティアナは思考へ入り込む





機動六課の戦力は明らかに異常

無敵艦隊と言っても過言ではない

隊長達は各オーバーSランク

副隊長でもニアSランク

隊長、副隊長の役職にはついていないが慎もオーバーSランク

他の隊員達も前線から官制まで将来を約束されているエリート




同じFWのメンバーもそうだ

まだ11歳の年齢で自分と同じBランクを取っているエリオ

レアで強力な竜召喚のスキルを持つキャロ

そして、2人はフェイトの秘蔵っ子

危なっかしくとも、潜在能力と可能性の塊で優しい家族のバックアップもあるスバル




自分なんかが、レアスキル持ちと一緒にいていいのだろうか

いつの日か零した弱音がまた蘇り、頭の中をよぎった




今思うとその通りだ

周りは皆、天才と呼ばれる部類

この部隊で唯一の凡人は自分だけ




ティアナ
「それでも関係ない……」





立ち止まる訳には行かない





兄の夢だった執務官になるという夢を叶えるために

機動六課は行き止まりではなく、通過点にしなければならない




大丈夫、やれる

弱音に支配されそうだった心を守るように

何度も何度も暗示をかけた






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