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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜守護の光〜
extra2 27



スバル
「ねぇ、ティア?」

ティアナ
「……なによ?」





急にスバルの声色が柔らかく、おしとやかなものへと変わり

目も何かを優しく見守るようなものになった




スバル
「エリオもキャロも、ティアの事好きになってくれてるし……ティアは1人じゃないから」

ティアナ
「あっそ」

スバル
「ティアとコンビでいる間はもちろん、いつか離れても……私はティアの事、大好きだからね」

ティアナ
「ご、誤解を招くような物言い言ってんじゃないわよ! なにが大好きよ! この馬鹿!!」




反射的に飲み物を落とし、スバルの両頬を引っ張る

謝罪の言葉や悲鳴を上げてるが聞こえはしない

誰かが聞いていたりしたらどうするというのだ

同性愛とかそういうのに間違えられてしまう

力を込めて引っ張っていたので、流石に痛いだろうと思い、直ぐに両頬から手を離す




ティアナ
「別に妙な気の使い方しなくたって寂しかないし、私は一人で平気よ。アンタに好かれてなくてもね」

スバル
「うぅ……」

ティアナ
「天涯孤独も1人ぼっちも、幸せな家庭を見て羨ましいと思うのも……もう、慣れてるんだからさ」




なのはと慎の家庭を見て羨ましいとは思った

笑顔で、楽しく、幸せそうで

でも、もうそんな光景は見慣れた

小さい頃の自分だったら、妬みとかの目で見ていた

今となっては、普通にあるべき光景だと見れる




スバル
「それでも私は、ティアの側にいるよ……ずっと頑張って来たコンビだからね」

ティアナ
「はいはい。行くわよ、皆待ってるんだから」




あんまり遅いと、先に帰したエリオとキャロが心配するかもしれない

先程、反射的に落としてしまったジュースが割れてないか確認する

うん! と元気な声が背後から聞こえたのも確認出来た

そんな元気な相方にもジュースを持たせ、自分達は賑やかな皆がいる所に歩いて行った






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