魔法少女リリカルなのはStrikerS〜守護の光〜 extra1 17 シャリオ 「Dr.スカリエッティでしたっけ? あの広域手配犯」 フェイト 「うん」 はやてに連絡した後 自分達は六課に向かって走っている途中 シャリオがスカリエッティの事を聞いて来た シャリオ 「その人がレリックを集めてる理由って、例えばどんな?」 フェイト 「あの男はドクターの通り名通り、生命操作と生体改造に関して、異常な情熱と技術を持っている。そんな男が、ガジェットみたいな道具を大量に作り出してまで探し求めるからには……」 きっとそれに関連している事 だから、彼だけは捕まえたい どれだけ辛い思いをしてしまうのか分かっているから 自分と同じような思いは、誰にもさせたくないから ……………… ………… …… 「《ゼストとルーテシアが活動を再開しました》」 「ふむ……」 紫の髪に金色の瞳、白衣を纏まった男――ジェイル・スカリエッティ そこでは人が入り、下に番号が書かれた生体ポットが飾られている ジェイル 「クライアントからの指示は?」 「《彼らに無断での支援や協力は控えるようにとメッセージが届いています》」 ジェイル 「自動行動を開始させたガジェットドローンは私の完全制御下と言う訳じゃないんだ。勝手にレリックの元に集まってしまうのは、大目に見てほしいね」 「《お伝えしておきます》」 それだけ言うと通信を切る ――もう一人がご挨拶に行くのも と、呟いた言葉がこの空間に静かに響く ジェイル 「彼らが動くならゆっくり観察させてもらうとするよ。彼らもまた、貴重で大切なレリックウエポンの実験体だからね」 顔を歪ませ そこで一人、笑い声を上げた [*前へ][次へ#] [戻る] |