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「もう声出していいぞ」

「部長のばか! バレたらどうすんのさ?」
リョーマは手塚を睨みつけてそう言った。
実際、手塚にとっては潤んだ瞳に睨まれてももっととねだるようにされているとしか思えなかったが…。



「リョーマ、今自分がどんな顔してるか分かるか?」


「は? そんなの知らないッスよ…その前に!俺は部長に怒…」
リョーマが手塚に対しての怒りを潤んだ瞳で言っていた言葉は手塚のキスによって遮られた。

リョーマはびっくりした表情で手塚の顔を見返すと手塚は「凄いそそる顔をしている。他の奴には見せるな」とだけ言った。
手塚の真剣な声に何かを考えていたリョーマだったがすぐに快感の波がやってきて何も考えられなくなった。

「あっ…っ…ぶちょ…速っ…い……」
リョーマの中に入れたままだった手塚の自身を激しく奥を何度も何度も突く度にリョーマの体は大きく揺れた。


ふとリョーマが薄く目を開いてみると、そこには汗をながしながら愛おしそうに自分を見つめている手塚がいた。


「ぶちょ…お…」
手塚の顔を見たら自然と手塚を呼んでいた。
そしたら手塚は目を細めて微笑んでくれた。
普段微笑むことが少ない手塚だからこそその笑顔にリョーマは照れてしまった。


「あっ…ぶちょ…のが…はっ…」

「…他の誰にも、お前をもう二度と触らせない…」
手塚は荒い呼吸でリョーマの中を突き上げながら真剣な声でそう言った。
しかしリョーマにはその言葉の意味を考える前に快楽が襲ってきて何も言えなくなっていた。
そして一度手塚は自身をずるりとリョーマの中から尖端まで抜いて、再び再奥まで突き上げた。

「…ぁあっ…!!」
手塚のを奥まで打ち込まれてリョーマの頭の中は真っ白になった。その時、リョーマの小さなソレから白濁した液が飛び散り手塚に抱き着いたまま、達したあとの余韻に体を震わせていた。

手塚もリョーマの中に出しながら小さく息を吐いた。


「ぶちょ…」
リョーマは意味もなく手塚の名を呼び手塚の広い胸に頭を預けた。


「リョーマ…怖い思いをさせて悪かったな…。」
手塚はそんなリョーマの頭を撫でながらそう呟いていた。









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