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どれくらいの時間リョーマを抱きしめていただろうか…
次第に泣き止んだリョーマだったが、リョーマは手塚から離れようとしなかった。


「少し落ち着いたか?」


「部長…」
手塚の問い掛けにリョーマは聞こえるか聞こえないか分からないほどのかすかな声で手塚を呼んだ。

「? どうした?」
手塚はリョーマの涙を指で拭ってやりながら優しい声でそう言った。


「嫌…だ…」
リョーマは手塚に抱きしめられたまま手塚を見上げて潤んだ瞳でそう呟いた。


何に対して言っているのか分からなかった手塚は「何がだ?」とまた優しい声で言ってやった。


「部長以外に触られるの…イヤだった…。だから…部長が…消毒して…?」
リョーマは手塚から目線を離し、恥ずかしそうにそう言った。

何処でそんな台詞覚えたんだ?と思ったがそんなことはどうでもいい。

手塚はそのリョーマが発した言葉により、今まで必死に保っていた理性が切れてしまった。

「リョーマ…悪い。もう俺の理性が持たない…」
そう言って手塚はリョーマを公園のすみの木が生い茂っているちょっとした森に連れだし、木にリョーマを押し付け口を塞いでいた。

「んっ…はっ…ぶ…ちょ…っ」リョーマは手塚のキスがお気に入りらしい。
手塚の巧みな舌の動きに自分も精一杯ついていっていた。
手塚の服を掴んで自分も少しだけ背伸びをして、少しでも手塚の首が疲れないようにした。


そんな行動やしぐさ
リョーマの全てが可愛い。
何でこんなに可愛いんだ?

手塚の頭の中は目の前にいる子猫でいっぱいだった。
そんな時、手塚の鬼畜スイッチが入った。


「リョーマ、確かに間に合わなかった俺も悪いが…お前がこんな誘ってるような恰好をしてるのが悪いのではないか?」

長いキスのあと、手塚はリョーマの浴衣の上から指で体の線をなぞるようにしながらそう言った。

「違っ…!これは奈々子さんが無理やりっ…」
リョーマはいつもの優しい手塚とは違う、この時だけの手塚の言葉攻めに弱かった。
わざと色々言ってくるし、なんか…エロいし…
リョーマはそう考えると顔がカァーッと赤くなっていくのを自分でも感じていた。


「…って!!ちょ、部長!!…!」
そんなことを考えていた時、浴衣のすき間から手塚の手が伸びてきて、リョーマの太ももあたりを撫でてからパンツを脱がしていた。


「消毒して。と言ったのはお前だろう?」
手塚はリョーマの顎を指ですくい上げて自分に向かせた。


そういう意味じゃないのに
ただキスして欲しかったのに
したくないわけじゃないけど、本当は凄く部長にして欲しいけど外だし…見られたら…


「愛してるよ…リョーマ…」
そう低くて腰に来る声で手塚に囁かれてしまうと拒むものも拒めなくなり、ここが一瞬外だということを忘れさせた。



「やっ…もっ…、ちゃんと…」そんなことを考えていると手塚は焦らすように浴衣の上からリョーマの胸の硬くなった粒をこねていた。
もう一方の手は勿論、リョーマの小さなそれに触れていた。
そんなじれったい刺激にリョーマは体が熱くなっていくのを感じていた。


「"ちゃんと"…何だ?」
手塚はリョーマにその先を言わせようとした。



「ちゃんと…触って…?」
顔を真っ赤にして手塚を涙目で見上げながら発した言葉はますます手塚に火をつけた。


「じゃあ俺にリョーマの気持ち良くなる場所を教えてくれないか?」
手塚はリョーマを上から見下ろし余裕の口調でそう言った。


「そ…んな…。出来な…いっ」リョーマが戸惑ったような顔と声になり手塚を見上げた。
顔も真っ赤で体は早く次の刺激が欲しいと震えていた。


「じゃあずっとこのままだぞ?」
相変わらずの余裕の口調でそう言い放つ手塚の指はリョーマの髪を優しく撫でていた。


「…っ、ここ…触って?」
リョーマは耐え切れずに、自分で浴衣の前を恥ずかしさで震える手で開けて、手塚に自分の乳首とソレが見えるような恰好になった。


「エロいな、リョーマ…。ここ…か?」
手塚はリョーマの乳首をつまんだり弾いたりして指で弄んだ。

「あっ、…や…駄目っ…」
リョーマの体はビクンと痙攣したように震え、口からは絶え間無く甘い吐息が漏れる。
それと同時にリョーマの可愛いソレは徐々に形を変えて、ピンッと立ち上がったそれからは雫が零れて後ろまでぐちゃぐちゃに濡らしていた。


「ここからもうこんなに零しているが…どうしたんだ?」
手塚はリョーマの耳元に唇を押し当て低くそう言った。
そうしながら手塚の指はリョーマのぐちゃぐちゃに濡れたソレに絡められていた。

シュッと扱いてやるとぐちゃぐちゃと水音が響き、耳からも犯されているような感覚に陥る。

「やめ…っ…ぶちょ…そんな…したら…あっ…俺っ…」
リョーマは早く達きたくて、もっともっとというかのように喘ぎ続けていた。
快感に目が眩み、焦点が合わせられない瞳で手塚を必死に見つめた。


そしてリョーマが達く直前
手塚がいっそうリョーマのソレを扱く手を早くしようとした瞬間だった…


「お前買いすぎだよ!」
「だってよー!!」
「アハハっ!」
声から判断すると若者5人程度の人数だろう。
人が公園に来てしまったのだ。

リョーマはその声にびっくりして、達する直前だった立ち上がっていたソレは少し萎えた状態になっていた。

手塚とリョーマがいる位置から5人の姿は木に隠れていて見えないが、こちらが声などを出せばすぐにバレてしまうだろう。

「部長…人が…」
リョーマもそのことは気付いているのだろう。
手塚にそう言うと浴衣の前を閉めようとした。

しかし手塚はその手を掴んで逆に浴衣を完全に脱がせて浴衣でリョーマの両手を上にあげた状態のまま縛っていた。


「え?…ちょ…部長?」
リョーマは困惑した表情で手塚を見返した。


「まだ達ってないだろう?」
手塚が微かに鬼畜な笑みを見せると再びリョーマを攻めたてた。






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あきゅろす。
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