僕の憂鬱は
合同合宿に参加する中学は全部で八校
立海・氷帝・不動峰・四天宝寺
青学・山吹・ルドルフ・六角
夏休み中に行うようなので各地から来るようだ
合宿の基本は様々な人と試合したりトレーニングをするみたいだ
そして僕たちマネジは選手のサポート
バランスの良い食事やドリンク作り、主な生活のことを分担する
大変だけど皆のため
精一杯頑張ろう!
「…よし、だいたいのことは分かったな?
何かあったら聞きにこい。以上!」
そう言い残すと跡部は早々と出ていく
確か生徒会長だったんだよな……
「潤君っ!」
──この声は…
「何ですか、宮内さん」
「もー、宮内さんなんてやめてぇ!
麗華でいいよぉ?」
「そう?じゃあ麗華さんで…」
「さんもいらないけど…でも潤君なら許しちゃうっ」
「あはは…」
あぁ、なんなんだ
呼び方なんていいじゃないか、どうでも
「…じゃあ僕、帰るよ」
「えーもう?じゃあこれ、麗華のメアド!」
小さな紙を無理矢理渡され、僕は仕方なく受け取った
「ばっいばぁーい」
「さようなら」
部室をでてから、直ぐにため息をこぼしてしまった
合宿でもこんな感じなのだろうか
そう考えると少し憂鬱だ
ふと時計を見ると、まだ部活をやっている時間
少し顔でも出そうかな…
僕の憂鬱は
(君に勝てないもどかしさ)
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