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いつもの日常
「皆、おはよー」

「潤(先輩・さん)!!?」

それは、久しぶりの日常

皆の声が部室内に響く

まぁ当たり前の反応なのだけれど


「潤、大丈夫だったのか?
一ヶ月も休むなんて…」

「全然大丈夫!
ちょっと肺炎こじらせただけだったから」

僕は立海大に通う中学三年生

男の制服で僕、なんて話してるけど一応性別は女

訳あって一ヶ月程休んでいた




「ほーう?肺炎…ねぇ
一ヶ月も俺に連絡をよこさんとは良い度胸しとる」

「にっ……仁王!?」

潤の後ろから仁王が優しく抱きしめる

急に後ろから現れたからびっくりしたが、実は何時ものこと

仁王は何かと僕に抱きしめたりしてくる

いつの間にかそんな行為、気にならなくなったんだけどね

「ちょっ…仁王先輩、潤先輩から離れて下さいよ!」

「んー何か言ったかのぅ、赤也
何も聞こえんかったぜよ」

仁王が赤也をおちょくり始め、その隙に潤は仁王の腕からするりと抜ける


「ユッキー、そういう事で今日からまたマネジ復活な!」

「うん、よろしく。でもあんまり無理はしないでくれよ?」

「ラジャっ」

潤は思った

幸村相手に無理なんかしたらまじで殺される…と


「やだなぁ、潤を殺す訳ないよ」


!!読まれてるっ……


そんな久しぶりの日常を過ごしている時だった

潤の携帯からメロディが聞こえた

「…跡部から?」

跡部とは東京にある氷帝学園のテニス部の部長だ

「あぁ、潤は跡部と知り合いだったんだよね」

「そう、いろいろあってさ。で、ユッキー
跡部からのメールで、ここら辺の学校で合同合宿しないか、だって。どうする?」

潤は幸村に確認する

「うーん、そうだね。okしといてくれるかい?」

「了解」

合宿…か

いろんな人と戦えるのかぁ

いいなぁ……


「…あ、だから今日の放課後は部活でれないや」

「いや、だからの使い方おかしいっスから」

赤也のすばやいツッコミ

「そう?まぁ、こんなメールが届いたわけ」

ほい、と赤也に自分の携帯を渡す潤


「何々…」


from 俺様何様跡部様
sub  了解だ
――――――――――――
それじゃあ今日の放課後に
マネジでミーティングする
から氷帝へ来い。

以上



「分かった?こういうことなんだなー」

「いや、内容は分かりましたけど…
跡部さんの名前、どんな登録の仕方してるんですか!!」

メールを見た赤也があきれ気味に言う



「貴様ら…いつまで話しているつもりだ!さっさとグラウンドへ行け!」

「弦一郎っ…!!?」「先輩っ…!!?」

潤と赤也は真田のいきなりの登場にびっくりした







(平凡な毎日が愛しくて)

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