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VS不動峰


「杏…!」

氷帝の部屋をでると不動峰がいた
「潤っ、潤はあんなことしないよね!?」

あんなこと、ということは麗華の話を誰かが話したか実際に見たのだろう


「うん。僕はやってないよ」

「そうよね、良かったぁ…」

「潤、何があったんだ?」

杏がため息をつくと、桔平が心配した様子で聞いてきた

「詳しいことは言えない
でも僕には立海の皆がいる。…勿論桔平たちもな!」

「なぁ橘さん…こいつ信じていいんですか?宮内さんが…」

橘兄妹以外の部員はどうしたらいいか分からないような表情で潤を見ていた

それが当然の反応だ

「何言ってるんだ。こいつは俺も認めたやつ、そして仲間を絶対に裏切ることはしない
誰が正しいかも分からなくなっちまったか?」

「っ……」

不動峰の皆が思い出すのは橘が転入してからのあの事件

頭に浮かぶ光景

ゆっくり、冷静に考える部員

そんな皆をみた桔平は、僕に"大丈夫"と背中を押してくれた

杏もひっそりと信じてる、と言った



桔平と杏以外はこの合宿で知り合った

僕を信じてくれるかはまだはっきりとは分からない

でも何だか大丈夫な気がする

あの子たちなら、きっと……







VS!?


(試合は一時中断っ?!)

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