平凡な日々に亀裂を…(長編) 「………翔ちゃん………お説教されたいの?」 ……………ドカッ!! …………………バゴッ!! あ〜俺どうしたらいいんだろ 軽く命の危機かも〜 だってさ、なんか目の前で殴りあいが始まったってことは 俺かなり危険だろ〜? でも、何となく動いちゃいけない気がするしなぁ…… あっ、幸村殴られた… しかも何ここ…上田ってたしか長野県だったよな……暑いんですけど!!? さっきまでのひんやり感何処に!? 今度は信玄公に蹴りヒット〜… あ〜ぁ、はやくあの二人連れてきたいなぁ…… 特に悠……… なんかアイツが居たらこの状況…なんとかなる気がする(笑) なんか真都の場合 これ見て喜ぶ気がするし 「御館様ぁぁぁぁああ!!」 バコッ!! 「幸村ぁぁぁぁああ!!」 バキッ!! 「ハァ……」 …………………………………!!?あれ?俺の後ろからため息が…?? 佐助が眉間押さえてる〜(笑) ってあ〜ぁ、怒るんじゃね♪ 佐助キレるんじゃね♪ 堪忍袋の緒が切れたってやつ〜?? バンッ!! っ〜〜… ありゃ痛そう 佐助が幸村と信玄公を同時に転ばせやがった(笑) どうやったんだろ…… つーか、これ出来るならさっきのも自分で止めろよな 「ったく!!いい加減にしてよね!!アンタ等は何回屋敷を崩壊させようとすれば気がすむのさ!!外でやってっていつも言ってるでしょ!!」 注意点そこかよ!? でも、すげぇ〜 一息で言い切りやがった… にしても、言ってることが完全にオカンだ(笑) いつも言ってるでしょ、の辺りがとくに……! ……うわぁ信玄公、威厳の欠片もねぇな だって、仁王立ちした忍びに説教くらってんだぜ〜… しかも隣の幸村と正座して(笑) 「二人ともわかった!!?」 「うっ、すまぬ佐助……」 「すまんのぅ…」 なんだこの光景…… 上司に説教してる部下… 普通じゃあり得ねぇな(笑) 暇だなぁ〜〜 長いなぁ…〜〜 「…………………ハァ」 「あっ佐助終わったのか?」 「まぁね〜」 「見事なオカンぶりだな」 「………翔ちゃん………お説教されたいの?」 「いやいやいやっ!?遠慮します」 ………目がマジだった あっ…いつの間にか配置が戻ってるし… 「そういえば翔殿、ご友人というのはどのようなお方なのですか?」 「え、あぁ…一人は前に家に来てたって言ってた悠で、もう一人は……」 「もう一人は?」 「獣医の女の子で、名前は真都っていうんだ」 「獣医とな……」 「犬とか猫、鳥なんかを診るんだが………まぁ、変な話アイツは人間も診れるけどな」 「へぇ、医者の女の子ねぇ…」 「…なんだよその疑いの目は〜変な奴じゃない………と思うぜ?」 「何で疑問系なのさ」 「いや……別に、気にすんな♪」 俺の知り合いにまともな奴なんて………いねぇ気がする(笑) ほとんどが上辺だけ… 一日限り……いや一瞬だけってのもな……… み〜〜んな変人(笑) いや、変態だったかな〜? 悠もあんな奴だし………社長も…不思議すぎる 一応会ったことはあるけど…年も出身も何処に住んでんのかも知らねぇし たぶん女性だよな…… 真都も……まぁ一番 危険がないことは確かだな アイツの犬好きは凄まじいけどな って…… なに俺知り合いの話してんだろ… 話がそれたなぁ〜…… [*前へ][次へ#] |