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平凡な日々に亀裂を…（長編） さて、家捜しでもするか… さてさて、やって着ました奥州… …一体俺は何処から出てきたんだ? パッと見は塀？……なんだけど、 「あっ、なるほど…触るとドアノブが出てくるんだ…こりゃハイテク〜」 ってどんな設定だよ！！？ ………あ、でも確かに便利だな これなら つい入ってしまいました…何だここ？ なぁんてことは無いだろうし さてっと… あいつ等何処行った？ あのコートがないとなんかスイッチが入んないってか… 「悠〜、何処行った〜!？」 シーーン…… イラ… 反応なしかよ はぁ、しゃあねぇ… 家捜しでもするか ってか普通に考えて俺を知らないやつが見たらパニックになるんじゃ？ という考えはないんか…あの国主には だって俺の格好… 変だろ？ はぁ… 毛利のときもそうだったけど どうしてこんなに城ってのは広いんだか 生で見れんのは嬉しい… なんとなくあっちの城より、 あー… なんていうか金かかってるっていうか、豪華な気がする 豪華で見応えはあんだけどさ… 障子と襖が多すぎて何処を開けて良いのか開けちゃ駄目なのかさっぱり分からん それに 「何で誰も居ないんだ？」 こんなに歩き回ってんのにまったく誰にも会わない… 会うどころか気配すら…… おかしくね？ ……ン!……ダァン!! ダダン!! ん？ なんか剣道をしてる時みたいな音がする… そして人だかり… あーなるほどそこに人が集まってるから誰もいなかったわけだ あの二人…絶対あそこだ そして確信付けるように銃声まで んでけたたましいほどの歓声 もうやだ帰りたい… でも行かないわけには… このまま突っ込んでいったら流石にバレるよな そうなったらめんどくさいし ってか俺今丸腰だし… 侵入者なんて言いがかりつけられて囲まれたら流石にキツイなぁ… ま、実際侵入者なんだけどな… えーと、よし屋根から行こう… Yシャツとスラックスでよかったー これなら動きやすい… ………………… ……………………………… ［次へ#］  |