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平凡な日々に亀裂を…(長編)
もちろん悪い意味でな!









さてところ変わって
ここは近所のスーパー
ま、近所といっても30分はかかってんだけど…




あー、久しぶりに買い物に来たなぁ…
俺一人なら買い物なんてコンビニで済ましちまうもん




さすがは24時間営業
深夜にもかかわらず人はいるもんだな



二人を着替えさせておいて良かった



「ここがスーパー…
まぁ買出しをする場所といいますか

基本は何でもありますよ」



「ほう…それはすげえな」



あぁ…
なんだか楽しそうだな


初めてだし当たり前か…?
前に買い物に来たときは服が無いとかで連れて来てあげられなかったんだっけ




「んじゃ、順当に野菜からいきますか?」



………………


俺二人に言ったはずなんだけど
何で居ないかなー!?


いや、正確には片倉さんは居るんだけどさ
いつの間に俺の後ろから野菜コーナーに移動したのさ??





んで風魔さん何処いったんだよ!?
存在感無さ過ぎだって


もちろん悪い意味でな!



「はぁ…
片倉さん、頼みますから勝手に居なくならんで下さいよ



「翔……
此処はほんとにすげぇとこだな」


「(聞いてねぇし…)
悦に浸ってるとこわるいんすけど、ここにカゴ置いときますんで野菜入れといてくださいな?」



「あぁ、任せとけ」





はぁ,
まぁともかくこれで野菜OKっと





さて、あの忍者何処行きやがった?


魚売り場、肉売り場、お菓子コーナー…
洗剤売り場、文房具……


居ねえ…
もしかして、店内に居ないとか!?


それは不味いだろ



とりあえずいったん戻るか



「片倉さーん
俺風魔さん探してくるんでこの場から動かないで下さいね?」



「何言ってんだ翔…?
アイツなら其処にいるじゃねぇか」



「は!?
え、だってさっきまで」



「…………(フイ)」



「ひっど!!
人が心配して探したってのに…
何で入り口にいんだよ……」



しかも若干口角あがってんのがまたムカつくな…


ほんとなら一発ぶん殴ってやりたいけど…

ここに人がいない訳じゃないし
第一あてられる気がしないからやめておこう








………
………………




さて適当に買い物してかなりの金額を使ったわけだが…

思いの外早く終わったなぁ……




「んじゃ、かえりますか〜…
あー荷物運ぶのたりぃ」




あっやべ…
無意識に独り言とかアホみたいじゃん


帰りの車平気かな……
キツいわ





「はぁ……んじゃいきます……か?
えー…と〜…」




会計を済ませて
駐車場に向かって歩きながら振り返ると、


多分ジーっとこっちを見てたであろう片倉さんと目があったんだけど…



「なんすか…?
そんなに凝視されっと怖いんすけど…」



「さっきから気にはなってたんだが、翔…
お前何をたくらんでたんだ?」



「あー…今聞いちゃいます?
まぁ、もうおわった頃だから別に差し支えないし……」


「勿体ぶらずに早く言えや…」



「はいはい、んなに凄まれると怖いっすよ〜

ねぇ、風魔さん?」





………あっ、頷いた(笑)










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あきゅろす。
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