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平凡な日々に亀裂を…(長編)
なぁんか、俺も信用されたもんだなぁ







「悠〜、ここ置いとくぜ
小腹が空いた程度ならこれで十分だろ?」



「おまっ、何もねぇとか騒ぎながらずいぶん綺麗なの作ったな」



「 Wow …it's beautiful!
すげぇな」



「…そうか?
あっ片倉さん、この二人に留守番頼んで買い出し行きたいんで付き合ってもらえますか?」




「俺は別に構わねぇが……
こんな時間にか?」



「こんな時間に…っすよ
それとも、もうおねむの時間ですかぁ」



「ぷっ…おねむねぇ
んななりした野郎が……くくっ」



おっ、思いの外悠のツボにはまったみたいだ
















………
…………………





















「はぁ……」



「おつかれーっす」



「翔…人を馬鹿にするのも大概にしろよ、まったく…」



「ヘイヘイ、すいませんね〜」






買い出しに行くために車を出していたら後ろから少し顔を赤くした片倉さん登場〜


まぁ家の中が気になるみたいだけど…




顔が赤いのはさんざん酔っぱらいに笑いのネタにされてたからな

恥ずかしいだろうなぁ…

まっ俺の言葉が原因なんだけど…






「じゃっ、ほら乗ってくださいな?」




ガチャッと車のドアを開けると思いの他すんなり乗車してくれる。

なぁんか、俺も信用されたもんだなぁ




仮にも……



まっ、別にいっか




「風魔さん呼んでくるんで、
そのまま少し待っててくださいな〜」



「…連れていくのか?彼奴も…」


「そうした方が安心でしょ?
色々と……
あっ心配せずとも悠は大丈夫なんで、

悠の奴、あれでも実は……」



「あれでも…なんだ?」




「…………いや〜、なんでも


まっ、片倉さんの杞憂を減らすためにも風魔さんを連れていくってことで」





あっぶね〜!
要らんこと口走るとこだった




あの続きを誰かに、しかも片倉さんにもらしたなんて悠に知れたら




あー……考えただけでも恐ろしい
いくら俺でも一ヶ月は動けなくされるだろうなぁ…





「………あぁ、それはありがたいな。いくら政宗様でもあの様に酔われては……いや、それでも腕はたつが…」



多少は気にしたみたいだがスルーしてくれたらしいな…

うん…
そんなに語らんでも


「たしか、あの時も政宗様は……」




……………うんうん、聞けば聞くほど出るなぁ政宗の武勇伝


ただ単に片倉さんが勝手に言ってる独り言だけど…………



だって俺聞いてねぇもん











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あきゅろす。
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