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平凡な日々に亀裂を…(長編)
その行為は武将としてどうなのさ






「ぷっ……
翔、案外ロマンチックなことすんな」



「ちっ…ニヤニヤしながら言ってんじゃねぇよ

あーぁやっぱりバレてたか…
バラすなよ、悠



「え〜
さっきスルーされたからなぁ」



「なっ…気にしてたのかよ
あのな、別にちょっと前に仕事で必要だったから学んだだけだぜ?」



「ふーん
にしては凝ったことしてんな?」



「………まぁな





なんだよ
悠の野郎カクテルの名前はおろか、全部知ってやがった



つまんねぇな…









ってか、
政宗普通の顔してるけど



 
「政宗、ソレマジでキツくないのか?」



「アンタがキツいキツイって言いやがるからどんなものかと思ったが
………美味かったぜ?」





イラッ………ムカつく

ニヤニヤしやがって


のみやすいのはわざとだっての!

次は容赦しねぇ…





「あ〜……
ほら、さっさと次始めとけや」





俺がキッチンに戻ると
また始まったみたいだ


ほんっとにゲームとは思えない騒ぎ方だな



………………………………
………………



さて、罰ゲーム用の酒はもっと度数をあげて…



悠によってもらうためにアイツ用にもつくるか



疑り深いアイツが怪しまないように…



“モスコミュール”


にしとくかな…
辛口でスカッと…


ノミヤスク…な











「ほら、悠
ためしに作ってみたから味見頼むわ」



「お〜サンキュー
………ゴクッ

……………………
……っぅ!?
翔〜…これ度かなり強くないか?」



「ん〜?
まぁ、本格派の作り方だからな…アルコール度数15はいってんじゃねぇかな」




俺自体が酒飲めないから実際どんなもんかわかんないけど

あの悠のかお…
かなりの度なんだろうな〜(笑)
15なんて………………














嘘に決まってんでしょ






「おまっ
いっきにキツすぎだろ」



「あーわりぃ」


ふーん……
さすがにアレはやり過ぎたのか


まぁ、キツすぎだろ、とかいいながらも普通にのんでるから平気平気





「悠〜?
不味かったか?」



「いや、味的には美味いぜ?
でも……かなりクル



「あ〜わかった…
次からはもう少し分量変えとくから
って
あのさ、悠画面見た方が…」



「んぁ??
ちょ!?
勝手に始めてんじゃねぇよ!!」



「gee…
余所見してた方がわりぃんだぜ!」




俺と悠が話してる間に
ゲームのやり方を覚えたのか


政宗が勝手にゲーム始めてやがった
それは卑怯な行為じゃないのか政宗!!?


その行為は武将としてどうなのさ

…………ゲームだけど




あっ、俺としては悠が負けてくれた方が面白いんだぜ?



もう結構テンションも上がってるし…






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