平凡な日々に亀裂を…（長編）
あぁ、悪ーいかお〜
あ〜ぁ、手がじんじんしてるよ
まぁ、ちゃんと加減を言わなかった俺が悪いんだけど……
なにもそんなマジで叩かなくてもさ
「はぁ……まぁいっか
んじゃ政宗、もう一勝b」
「Ah〜?
なに固まっ…oh」
あ〜、吃驚した
気配感じて後ろを見たら
貼り付けたみたいな笑顔の悠が立ってんだもん
「ほぅ、お前らオレを放置でなに楽しいことしてんだよ？
なぁ翔」
顔は笑顔でも声は凍えるよう……なぁんて特技コイツに有ったっけか
多少ビビったけど相手は悠だ
まだ本気になってるわけがない
(悠がマジになったら銃火器が飛び交うだろうよ)
ってことで
「なんだ、もう終わったのかよお説教〜」
緩くかえしてみた(笑)
「翔、てめえのせいで……」
「あっ片倉さん。
すいませんね〜
悠のこと押し付けちゃって
」
「全くだ。
と言いてぇところだが今回ばかりは政宗様が関わってたからな」
別にかまわねぇ
っていう片倉さんがすげぇいい人に見えたぜ(笑)
悠は無視すんじゃねぇとかいってる
まぁ無視するけど〜〜♪
ククッ
それぐらい帰ってきてからの出来事を根に持ってますからね俺〜……
横にいる政宗は、早くゲームをやりたそう
コントローラを持ったままだ片倉さんにゲームについてかたってるし
って、語るなよ!?
なんか操作方法教えちゃってるし……
んで風魔さんは………傍観？
とことん静かだなあ……
「翔、コントローラ貸せし。
」
「ん？
良いけど……?」
「サンキュ〜
嫌がらせに政宗潰してやるぜ」
あぁ、悪ーいかお〜
「aha！翔にはちぃとやられちまったがアンタには負けねぇぜ……You see？」
こっちもか
「は！言ってろよ
副将の目の前でズタズタにしてやるから
」
また対戦に戻して
悠が選んだのはお市
あ〜……精神的にもキツいなぁ
可愛い女の子に負けちゃう政宗を見るのは片倉さんにもかなり堪えるだろうに(笑)
何せ悠もコレ(ゲーム)やり込んでるからなぁ
「でもさ、悠??
そんなに政宗をズタズタにしたいなら外でマジで殺ればいいんじゃねぇの？」
「翔、漢字間違えてるぜ〜
いや確かに、マジな方をしたいのは山々なんだけどさ」
「うん?
政宗だってそっちの方が楽しいんじゃねぇ？」
「あん？
まぁ……な」
あれ？
なんか政宗と悠おんなじこと考えてる？
「今、深夜だし……
何より本物殺っちゃったら怒られるだろ」
「that's right……
こんなくれぇ時に刀で殺りあっちまったら……」
「…………」
「んだよそのかお！？」
「いや、珍しく常識はずれが常識的に考えてんなぁって
っておもってさ……」
「そのマジで感心したみたいな顔ヤメロや翔」
「あっわりぃ」
にしても、視線が片倉さんに集まるとは…
良いストッパーだな(笑)
「まぁ、殺らないならそれに越したことはねぇんだけどさ〜…
あんまり見つめてやんなよ片倉さんが困ってんだろ」
「「見つめてねぇ！」」
「いやいやいや！
めっちゃ見てただろ？」
「見てねぇっつってんだろ…」
「me too…
翔!
気持ちわりぃ事ぬかすんじゃねぇ!!」
「翔……
」
あらら、二人を茶化して遊んでたら片倉さんにまさかの制止食らったよ
流石ストッパー(笑)
でも止めんなら
もう次は助けてやんねぇからな！
っての〜
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